ワイジ「今移動した距離って世界地図やとここからここくらいやで」

ガッキ「へー！」

ガッキ「うどんおいしいね」

ワイジ「うどんって何から出来とるか知っとる？」

ガッキ「小麦でしょ？」

ワイジ「せや！小麦やで。ほんなら本物の小麦って見たことある？」

ガッキ「…ない」

ワイジ「よっしゃ香川行くで！」

ガッキ「今日はね、幼稚園で砂鉄取ってきたよ」

ワイジ「砂場でか？」

ガッキ「うん」

ワイジ「砂鉄で昔は刀が作られてたんやで」

ガッキ「嘘だ！」

ワイジ「ほな、今から島根行くで！」

ガッキ「おしゃれなバックが欲しい」

ワイジ「ほーん、じゃあ一緒に作ろうか」

ガッキ「ちょうちょって何で飛べるん？」

ワイジ「うーん何でやろ分からんわ」

ガッキ「ザッコ！」

ワイジ「よっしゃ今からちょうちょ捕まえて観察してみようや」

ガッキ「やった！」

これが本当ならなんていい教育パパ

ググれや

ガッキ羨ましい
ええパパやな

ガッキ「カブトムシって何が一番強いん？やっぱヘラクレス？」

ワイジ「日本のカブトムシに決まってるやろが！」

ガッキ「は？ヘラクレスの方が強いし！」

ワイジ「ほんならワイがヘラクレスの幼虫買ってきたるから、お前の好きなように育成してみーや。ワイは最強のカブトムシを育てたる」

ガッキ「やった！」

ワイジ「ワイのだけスーパー菌床カブトムシや！」

ガッキ「ずるい！」

ガッキ「魚嫌い！骨やだ！」

ワイジ「好き嫌いしてええんやで、アレルギー出たらあかんし」

ガッキ「…でも魚の眼は好き」

ワイジ「ほんなら今度の週末、釣りに行くけど付いてくる？」

ガッキ「やった！魚釣りだぁぁぁああ！！！」

こんなパッパになりたかったなあ

ガッキ「この気持ち悪いの何？」

ワイジ「砂虫やで、魚の餌やで」

ガッキ「うおっ気持ち悪い！」

ワイジ「お前かて米食うやろ！魚のご飯なんやぞこれは！」

ガッキ「やっぱり魚嫌い！」

ワイジ「うーんこの」

ワイも子供に遊び教えられるように今のうちに遊ぶンゴ

ワイジ「おっ当たりきたわ」

ガッキ「やりたい！やりたい！やりたい！」

ワイジ「うっさい黙れ！餌もつけられへんクソガキは黙っとれや！」

ガッキ「だってキモいんだもんー！」

ワイジ「餌つけたら魚も釣れるんやからつけろや」

ガッキ「ウネウネしてて冷たくて気持ちいい！」

ワイジ「何やこいつ…」

ガッキ「釣れた！釣れた！」

ワイジ「ほーん良かったな」

ガッキ「これ食べたい！！」

ワイジ「自分でさばくんやで」

ガッキ「やった！」

ガッキ「これ何？」

ワイジ「エラやで」

ガッキ「これは？」

ワイジ「肛門やで！」


ガッキ「う○こ！ギャハハハハ！」

ワイジ「う○こ！ギャハハハハ！」

ガッキ「なんでほうれん草とか食べなきゃいけないの？」

ワイジ「美味いやろ。嫌いなんやったら捨てとき」

ガッキ「これ、この前育てやつ？」

ワイジ「せやで」

ガッキ「ふーん、美味しいかも」

ガッキ「唐揚げ好き！タマゴも好き」

ワイジ「よっしゃ今から鹿児島行くで」

ガッキ「なんで鹿児島なん？宮崎じゃないの？」

ワイジ「地鶏美味しいやん」

ガッキ「何で昔の人は芝刈りしてたの？」

ワイジ「…そもそも芝ってなんや？」

ガッキ「芝は芝だよ！」

ワイジ「うーん山行くか！」

ガッキ「やだ！」

ワイジ「米ってバケツで育てられるんか！」

ガッキ「お米ってあのお米？」

ワイジ「せやで！」

ガッキ「育てたい！」

ワイジ「育てるか！ポン菓子作ろうや！」

ガッキ「ポン菓子？」

ワイジ「ポン菓子も知らんのか…」

ワイ(ポン菓子…？)

ガッキ「北海道って何でデカイん？」

ワイジ「何でやろ」

ガッキ「北海道行ってみようや！」

ワイジ「ええけど…」

ガッキ「やった！蟹だぁぁぁあ！」

ワイジ「目的変わってますやん」

ガッキ「転勤するん？」

ワイジ「せやですまんな」

ガッキ「もう会えない？」

ワイジ「いや会えるで」

ガッキ「どのくらいの距離なん？」

ワイジ「この前行ったところあったやろ、地図でも見たやろ。あの距離を10回分やで」

ガッキ「それならだいたい8時間くらいで、あれくらいの距離かぁ」

ワイジ「近いやろ」

ガッキ「うん。じゃあもう帰ってこなくていいよ」

ワイジ「えぇ…」

なんか引っ越してから暇や…
ほな…

ガッキ「あーここ前に行ったところだ！」

ワイジ「なんや？教科書に載っとるんか？」

ガッキ「うん！」

ワイジ「あーここか」

ガッキ「もっと汚かった！写真映えするんだねここ」

ガッキ「あーここ登ったところだ！」

ワイジ「なんや？また教科書に載ってたんか？」

ガッキ「違うよ、YouTuberが登ったんだよ！」

ワイジ「凄い時代やな」

ガッキ「遠足で恐竜の骨見てきたよ！いいでしょ！？」

ワイジ「はぁ？うっさいわ黙れやカス！ワイなんて自分で化石取ってくるもんね！」

ガッキ「化石って取れるの？」

ワイジ「これから和歌山行くんや」

ガッキ「いいなぁ…」

ワイジ「付いて来たいならオカンの許可もらってこいや」

ガッキ「やった！」

ガッキ「クラゲ飼いたい！」

ワイジ「クラゲは無理やろ…死ぬわ」

ガッキ飼いたい飼いたい飼いたい飼いたい飼いたい飼いたい飼いたい飼いたい！」

ワイジ「ほんなら水槽セットやるから自分で調べて飼うんやで」

ガッキ「じゃあ調べるから図鑑買って！」

ワイジ「図鑑は高い…水族館行ってみようや飼い方分かるかもしれへんで？」

ガッキ「水族館はやだ！」

ガッキ「昔の人って何食べてたの？」

ワイジ「昔ってどれくらい昔？」

ガッキ「1000年前！」

ワイジ「資料集あるやん、再現してみる？」

ガッキ「やった！」




ガッキ「まっず！もういいや…」

ワイジ「美味いンゴねぇ」

ガッキ「昔に生まれてたら生きていけなかった…(絶望)」

ガッキ「○○ちゃんと○○ちゃんはね、○○君が好きでね、いっつも○○君のいないところでは喧嘩してるの」

ワイジ「は、はえ～…」

ガッキ「ワイジは喧嘩したことある？」

ワイジ「ないなぁ」

ガッキ「ザッコ！」

ワイジ「喧嘩はめんどいやん」

ガッキ「あー、それは分かる」

ガッキ「じゃあ好きな人はいる？」

ワイジ「おらんなぁ」

ガッキ「いい歳してキモッ」

ワイジ「…」

ガッキ「結婚相談所とかさ、たくさんあるよ？いかないの？」

ええパッパやな

ガッキ「車って何で動くの？」

ワイジ「ガソリン燃やしてるからやろ」

ガッキ「燃やしたら何で動けるの？」

ワイジ「…分からん。愛知今から行くで！」

ガッキ「あっ！それ学校で習った！」

ガッキ「算数して何になるん？意味分からんし」

ワイジ「今からドライブ行くか！」

ガッキ「行く！」

ワイジ「この道路、50って書いてあるやろ？これは時速50kmで走れってことなんやで」

ガッキ「ふーん」

ワイジ「今から行くお城はここからちょうど50km先にあるんや」

ガッキ「あ！分かった！"みはじ"だから1時間かかるんだね！」

ワイジ「はぁ？バカか？信号あるんやから1時間半はかかるやろ」

ガッキ「バカはそっちだ！」

ガッキ「消費税の計算むずい」

ワイジ「1.08かけたらええやん」

ガッキ「まだ小数点以下の掛け算習ってないもんた

ワイジ「習ってへんくても使えへんかったら困るやろ」

ガッキ「じゃあ教えるためにもジュース買って！」

ワイジ「このジュースの消費税を暗算出来たらな」

ガッキ「酸素って何？見えないじゃん。見えないのにあるわけないじゃん」

ワイジ「ほな、酸素は燃える空気なんやで」

ガッキ「それは勉強した」

ワイジ「こっちのビニール袋は酸素、こっちのビニール袋には窒素が入っとるで」

ガッキ「どっちも一緒に見える」

ワイジ「マッチ近づけてみ？」

ガッキ「破裂したじゃんか！バカ！」

ワイジ「こっちのは破裂せんかったやろ？こっちが酸素って分かったやろ？」

ガッキ「死ね！」

ガッキ「気圧って習ったんだけどよく分からない」

ワイジ「このアパートって屋上に上がれたっけ？」

ガッキ「上がれたけどなんで？」

ワイジ「よっしゃ！ほな超ロングストローでジュース飲むで！」

ガッキ「なにそれやった！楽しそう！」

ワイジ「飲めるもんならやけどな」




ガッキ「なんで飲めないの！！！」

ガッキ「今日ね、学校でね、○○君が毛虫に刺されてね」

ワイジ「うん」

ガッキ「掃除用具のガムテープで毛を取って治療してあげたらね」

ワイジ「うん」

ガッキ「もう超モテモテ！出来る奴と思われはじめた！」

ワイジ「うん(この前、痛い目にあったもんなぁ)」

ワイジ「運動会楽しかった？」

ガッキ「なんで来てくれなかったの？」

ワイジ「父兄以外は入れへんのやで」

ガッキ「不審者多いもんねぇ、ワイジみたいな」

ワイジ「…せやな」

ガッキ「ワイジってDT？＊

ワイジ「ファファファのファッ！？そんな言葉どこで覚えてきたんや！」

ガッキ「こりゃDTだわ」

ワイジ「ちゃちゃちゃちゃうぞクソガキ！」

ガッキ「それでDTってどういう意味？○○君のお父さんってDTなんだってさ」

ワイジ「えぇ…絶対に違うやろ…」

ガッキ「なんであのビニールハウスは光ってるの？」

ワイジ「菊の色を良くするためやで」

ガッキ「なんで光をあてると色が良くなるの？」

ワイジ「うーん何でやろ、学校の先生に聞けや」

ガッキ「うん、聞いてくる」



ワイジ「どうやった？」

ガッキ「先生は当てにならない。自分で調べてきた」

ワイジ「どうやって調べたんや？」

ガッキ「ググった」

こういう指導者になりたいわ

ガッキ「ググったんだけどよく分からんかった」

ワイジ「ほんならここに書いてあるの、試してみる？」

ガッキ「やった！」

ワイジ「ほな、りんごで試すか」

ガッキ「試した後はリンゴパイにしようね！」

ガッキ「入学祝いちょうだい？」

ワイジ「中学なんか誰でも入れるんやから祝いなんかいらんやろ」

ガッキ「制服でいいよ？」

ワイジ「一番高いやん」

ガッキ「未成年者誘拐だって叫ぶよ？」

ワイジ「…(変な知恵ばかり付け始めとるな)」

ガッキ「これなに？糸みたいなやつ」

ワイジ「寄生虫やで、回虫や」

ガッキ「ウォエエェエェエええ！気持ち悪い！」

ワイジ「お前の腹のなかにもおるんやぞ！」

ガッキ「おらんし！綺麗だし！」

ワイジ「菌もウジャウジャおるぞ」

ガッキ「嘘だ！」

ワイジ「ほな、明後日ワイの大学に来いや。顕微鏡でお前の菌を見せたる」




ガッキ「……気持ち悪い」

ワイジ「嘘言ってへんかったやろ？」

ガッキ「ちょっと静かにして」

ガッキ「菌移すとかやってたけど、あれ本当だったのか…(真剣)」

ワイジ「…いじめか？」

ガッキ「みんなにいるってことは、みんな菌だらけってこと？」

ワイジ「ま、まぁせやな」

ガッキ「じゃあなんでキノコは顔から生えないの？キノコも菌でしょ？」

ワイジ「キノコの菌は顔におらんからやで」

ガッキ「なんで？」

ワイジ「キノコは湿気たところが好きやからやで」

ガッキ「乾燥したところが好きなキノコもいるかもしれないじゃん！」

ワイジ「宿題やらずに遊ぼうや！」

ガッキ「うるさい。自由研究してるんだから静かにしてて！」

ワイジ「今年のはなにするん？」

ガッキ「乾燥したところに生えるキノコの研究」

ワイジ「草なんやかんやキノコ大好きやん」

ガッキ「はぁ？キノコが顔面から生えてくるかもしれないんだよ？嫌いすぎるわ！」

ワイジ「えぇ…」

ガッキ「菌の対策を夏休み中にまとめる！」

ワイジ「キノコ食べへんの？」

ガッキ「キノコ嫌い」

ワイジ「キノコ美味しいのに」

ガッキ「菌がこっちに移る。火を通したくらいじゃ菌は完全に死滅しない」

ワイジ「…(なにと戦っとるんやこいつ)」

ワイジ「映画見に行こうや！」

ガッキ「映画より寿司食べたい」

ワイジ「…スシローでええ？」

ガッキ「回らないやつ」

ワイジ「うーんほんなら今から石川行くか」





ガッキ「美味しい！これなら産地も漁港の名前も覚えられる！(大嘘)」

ワイジ「ほんならカツオの漁獲量一位は？」

ガッキ「高知！」

ワイジ「…ダメかぁ」